「マイクラのサーバーって、お金かかるんじゃないの?」と思って止まっていませんか。
かかりません。2026年9月16日に、無料の方法を2つとも実際に立ててみました。Aternos(ブラウザだけで立つ無料サービス)と、自分のPCで立てる方法です。起動にかかったのは4.3秒と2.6秒でした。
どちらも費用0円、クレジットカードの登録もありませんでした。ただし性格がまったく違います。その違いを、実測した数字で並べます。
- 無料で立てる方法は2つしかない、ということ
- 2つの実測比較(起動時間・ポート・止まる条件)
- 実際に詰まった3か所と、その抜け方
- 無料で足りなくなるのはどこか
- マイクラ本体は別に必要です。この記事の「無料」はサーバー代のことで、遊ぶにはMinecraftの購入が要ります(価格は公式ページで確認してください)。
- 立てたのはJava版のサーバーです。統合版(スマホ・Switch・Windows版)からは入れません。Aternosは作成時にJava版と統合版を選べます。
- 私はマイクラ本体を持っていません。そのため、確認したのは起動ログまでで、ゲームに入って遊ぶところは確認していません。
- Aternosはアカウント登録(メールアドレス)が必要です。
- 自分のPCで立てる方法はWindowsで試しました。友達を呼ぶにはポート開放が必要で、今回はやっていません。
無料で立てる方法は2つしかない
レンタルサーバーを借りずにマイクラのサーバーを立てるなら、選択肢はこの2つです。
| 方法 | どういうものか |
|---|---|
| Aternos | ブラウザだけで立つ無料のホスティング。広告で運営されている |
| 自分のPC | 公式のサーバーソフトを自分のPCで動かす |
どちらも実際にやりました。先に結論を出します。
- とりあえず試したいなら Aternos。準備するものがゼロ。アカウント登録から約2分10秒でサーバー画面まで着きました
- ちゃんと遊ぶなら自分のPC。ただしPCをつけっぱなしにする必要があります
選ぶ基準は「PCをつけっぱなしにできるか」
実測した数字を並べます。この表がこの記事の中心です。
| 項目 | 自分のPC | Aternos |
|---|---|---|
| 費用 | 0円(電気代は別) | 0円 |
| カード登録 | 不要 | 不要 |
| 準備するもの | Java(134.6MB)とサーバーソフト(59.4MB) | なし |
| 準備にかかった時間 | ダウンロード計3.6秒+初回起動7秒 | アカウント登録 約2分10秒 |
| 起動時間 | 2.606秒 | 4.315秒 |
| ポート番号 | 25565 | 41788(自動で決まる) |
| ポート開放 | 必要 | 不要 |
| 割り当てメモリ | 自分で決める(今回2GB) | 2,450MB |
| 同時に入れる人数 | 20人 | 20人 |
| 止まる条件 | 止めるまで動く(無人60秒の一時停止は起きる) | 起動から6分53秒で自動停止 |
| ワールド作成後の起動 | 測っていない | 0.269秒(1回だけ計測) |
| 長く放置すると | そのまま残る | 削除される可能性あり |
| 広告 | なし | あり |
※ 表の「費用」はサーバー代です。マイクラ本体の代金は含みません。
分かれ目は「止まる条件」の行です。
Aternosは誰も入っていないと勝手に止まります。今回は起動してから6分53秒で停止しました。ログにはこう出ています。
Aternosの自動停止
- 21:21:50 起動完了
- 21:22:50
Server empty for 60 seconds, pausing(無人60秒で一時停止) - 21:28:43
Stopping the server(自動停止)
止まるときに Saving worlds(保存処理)のログが出ます。2回目の起動でもワールドは残っていました。ただし、消えた場合に戻せるかまでは試していません。遊ぶたびに起動ボタンを押して待つことにもなります。
自分のPCは止めるまで動き続けます。ただし無人が60秒続くと、Aternosと同じように一時停止(pausing)に入りました。これはMinecraft本体の動きで、サーバーが落ちたわけではありません。代わりにPCの電源を入れっぱなしにしておく必要があります。
【方法1】Aternos ブラウザだけで立てる
アカウントを作ったあとは、驚くほど短い操作でした。
- 「サーバーを作成」を押す
- Java版/統合版/Hytale から選ぶ
- 「作成」を押す

これだけです。接続アドレスは (ユーザー名).aternos.me が自動で割り当てられました。ソフトウェアはVanilla、バージョンは26.3。入力する項目はひとつもありませんでした。
起動したときのサーバーの状態
- 起動完了まで 4.315秒
- 割り当てメモリ 2,450MB(使用率17.5〜18.7%)
- TPS 20(マイクラの処理速度の指標。20が上限)
- ポートは 41788

2回目からは一瞬で立ち上がる
一度止めたあと、もう一度起動してみました。0.269秒でした。ワールド生成(2回目のログでは41ミリ秒)が終わっているぶん、初回より圧倒的に速いです。
- 1回目:4.315秒(ワールドを新規作成するため)
- 2回目:0.269秒(計測は1回)

「遊ぶたびに起動ボタンを押す」と聞くと面倒に感じますが、ログに出た起動時間はこの程度でした。ただし混んでいるときは順番待ちが入ります。そこは測っていません。
ポート番号が25565ではない
解説記事の多くは25565を前提にしています。Aternosは違います。今回は41788が割り当てられました。接続アドレスの形が変わるので、ここは自分の画面で確認してください。
広告ブロッカーを入れていると先に進めない
Aternosを開いたら、画面全体が赤い警告で覆われて何も押せませんでした。こう書いてあります。

私たちのウェブサイトは誰にとっても100%無料です! 広告を使用してサーバーの料金を支払います。
「とにかく広告ブロッカーで続ける」を押せば進めますが、ページを開き直すたびに毎回出ます。サーバー画面とコンソール画面を行き来する間に3回出ました。無料の理由がそのまま書いてある、ということでもあります。
あとひとつ、作成直後にこの警告が出ました。
Aternos サーバーは、一定期間使用がない場合、削除される可能性があります。
Googleドライブへの自動バックアップを勧められます。長く続けるつもりなら、設定しておいたほうが安全です。
【方法2】自分のPCで立てる
こちらは公式のサーバーソフトを動かします。用意したのはこの2つです。
| 必要なもの | 今回のサイズ | ダウンロード時間 |
|---|---|---|
| Java 25(Eclipse Temurin) | 134.6MB | 2.6秒 |
| Minecraft公式サーバー | 59.4MB | 1秒 |
起動したときの数字(メモリ割り当て2GB)
- 起動完了まで 2.606秒
- ワールド生成 2,399ミリ秒
- ポート 25565
- できたワールドのフォルダ 2.18MB
Aternosより速いです。手元のPCで動いているので当然ではありますが、「無料だから遅い」という話ではありませんでした。
動かすのに必要なもの
PowerShellが入っていれば動く、ではありません。要るのはJavaです。PowerShellはダウンロードと起動に使っただけで、無くても構いません(ブラウザでダウンロードして、コマンドプロンプトから起動しても同じです)。今回PowerShellにまとめたのは、時間を測るためです。
| Java | これが無いと起動しません。今回は Eclipse Temurin の JDK 25.0.4.1+1(ZIPを展開しただけ。インストーラは使っていない) |
| server.jar | Minecraft 26.3(59.4MB) |
| 空き容量 | 約420MB(展開後のJDK 289.4MB+サーバーのフォルダ一式 127.9MB。2026年9月23日に実測)。ダウンロード中はJDKのZIP(134.6MB)も一時的に必要なので、550MBほど空けておくと安全です |
| メモリ | 今回はサーバーに 2GB を割り当てた |
| ネット接続 | ダウンロードに必要 |
コマンドを打つ前に必要なこと
- server.jar を置いたフォルダに移動してから実行します(
cd フォルダのパス) - JDKはZIPを展開しただけなので、
javaではなく展開先\bin\java.exeをフルパスで指定しています。インストーラ版を使うならjavaで動きます - MacやLinuxはコマンドが違います。今回は試していません
- Windowsファイアウォールの確認画面は出ませんでした。理由は確かめていません(出た場合は許可が必要です)
用意するもの(入手先)
- Minecraft公式サーバー:公式のダウンロードページ
- Java(今回はJDK 25):Eclipse Temurin。ZIPを展開するだけで使えます
実際に打ったコマンド
ここに出した数字は、次のコマンドをPowerShellのスクリプトにまとめて一度に実行して測りました。1つずつ手で打っても同じことができます。
1. 必要なJavaのバージョンをMojangに聞く
$man = Invoke-RestMethod 'https://launchermeta.mojang.com/mc/game/version_manifest_v2.json'
$rel = $man.latest.release
$vj = Invoke-RestMethod (($man.versions | Where-Object { $_.id -eq $rel }).url)
$vj.javaVersion.majorVersion # 25 と返ってきた
$vj.downloads.server.url # server.jar のダウンロードURL
2. 1回目の起動(EULAで止まります)
# JDKはZIPを展開しただけなので、java.exe はフルパスで指定した
C:\TsukuruBase\99_verify\jdk25\jdk-25.0.4.1+1\bin\java.exe -Xmx2G -Xms1G -jar server.jar --nogui
3. eula.txt を書き換えて、もう一度起動
(Get-Content eula.txt) -replace 'eula=false','eula=true' | Set-Content -Encoding ASCII eula.txt
4. 止め方:コンソールに stop と入力します。ただし今回はスクリプトから stop を送る方法が失敗し、Ctrl+Cで止めました。手で動かしているなら stop で止まります。
5. 自分が入れるようにする:server.properties の white-list=true を false に変えるか、コンソールで whitelist add (自分の名前) を実行します。
詰まったのはこの3か所
ここが、実際にやってみないと分からなかった部分です。
1. Javaのバージョンが合わず、1秒で落ちた
最初にJava 21を入れたところ、起動せずにこのメッセージが出ました。
UnsupportedClassVersionError: ... has been compiled by a more recent version of
the Java Runtime (class file version 69.0), this version of the Java Runtime
only recognizes class file versions up to 65.0
69や65はJavaのバージョン番号ではありません。クラスファイル形式の番号で、69がJava 25、65がJava 21にあたります。
必要なJavaは、対応表ではなく公式データに聞く
バージョン対応表を載せている記事はありますが、表は古くなります。Mojangが配布しているデータに、必要なJavaのバージョンが書いてあります。
version_manifest_v2.json を開く → 目的のバージョンのJSONを開く → javaVersion の majorVersion を見る
今回これを見たら 25 と書いてありました。Java 21をダウンロードして展開した7.4秒が無駄になったので、先に確認してください。

2. 1回目の起動は必ず失敗する

サーバーソフトを初めて動かすと、7秒で止まりました。
You need to agree to the EULA in order to run the server. Go to eula.txt for more info.
これは異常ではありません。同じフォルダに eula.txt が作られているので、その中の eula=false を eula=true に書き換えて、もう一度起動します。使用許諾契約への同意なので、中身を読んでから判断してください。
Aternosでも、起動前に同じ同意を求められました。どの方法で立てても避けて通れません。
3. 立てただけでは自分も入れない
自分のPCで立てたとき、自動で作られた設定ファイルがこうなっていました。
| 設定 | 生成された値 |
|---|---|
| white-list | true |
| online-mode | true |
| server-port | 25565 |
| max-players | 20 |
white-list=true の意味
ホワイトリストに載っている人しか入れません。立てた直後は誰も載っていないので、自分も入れません。友達を呼ぶなら、ホワイトリストに追加するか、この設定を false にする必要があります。
「サーバーは立ったのに入れない」の原因のひとつがこれです。online-mode=true なので、参加する側は正規のMinecraftアカウントが必要という点も合わせて確認してください。
無料で足りなくなるのはどこか
今回の実測で分かった、無料の限界はここです。
| やりたいこと | Aternos | 自分のPC |
|---|---|---|
| とりあえず試す | ◎ | ○ |
| 友達数人と遊ぶ | ○(毎回起動が必要) | ○(ポート開放が必要) |
| いつでも入れる状態にする | ×(自動で止まる) | △(PCをつけっぱなし) |
| 人数を増やす・重いMODを入れる | △(メモリ固定) | △(自分のPCの性能次第) |
「いつでも入れる状態にしたい」の行で、どちらも無料では苦しくなります。ここから先がレンタルサーバーの領域です。借りて試したら、別の記事にします。
この記事で確認していないこと
正直に書いておきます。
- ゲームに入って遊ぶところまでは確認していません。確認したのは、起動ログに完了の表示が出て、ポートを待ち受けているところまでです。外部から接続して応答を取る確認はしていません
- ポート開放はしていません。ルーターの設定が必要なので、外部から友達が入れるかは未確認です
- 数字は 2026年9月16日の実測値です(空き容量だけ9月23日に測り直しました)。WindowsのPCで、サーバーには2GBを割り当てています。回線やPCの性能で変わります
まとめ
- マイクラのサーバーは無料で立てられる。方法は Aternos と自分のPC の2つ
- 起動時間は 自分のPC 2.606秒 / Aternos 4.315秒
- Aternosは無人だと6分53秒で自動停止する。ワールドは保存され、2回目の起動は0.269秒(計測は1回)
- Aternosのポートは25565ではない(今回は41788)。自分のPCは25565
- 詰まるのは Javaのバージョン・EULA・ホワイトリスト の3か所
- 必要なJavaは対応表ではなく Mojangの公式データ で確認する
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